この発信機の主な仕様とポイント
商品概要
仕掛けてスイッチを入れると周囲の音声を電波で発信。
VOX機能搭載なので周囲に音がある時だけ電波を送信します。
本品を会話を聞きたい部屋の目立たない所に仕掛け、仕掛けた場所から電波到達距離の範囲内の場所で盗聴器用受信機を使用して会話の電波を受信すると音声を聞く事ができます。
小型軽量なので、両面テープなどでどこにでも取り付け可能。
仕様
商品番号 | :KTLV-400 |
商品名 | :会話用盗聴器 |
使用電波 | :UHF(A・B・C・の内、1波) |
受信可能距離 | :最大100〜250m |
アンテナ | :ネジ端子(形状記憶型直芯線)18cm |
電源 | :電池 |
電池 | :リチウム電池 CR12600SE × 1個 :又は単5アルカリ電池×2個 |
電池寿命 | :約144時間(約6日間) リチウム電池使用時 :約72時間(約3日間) 単5アルカリ電池使用時 :※VOX機能使用により更に寿命は延びます (上記時間は連続送信時のものです) |
寸法 | :タテ55mm × ヨコ20mm × 厚さ14mm |
重量 | :43g |
使用例
タンスの上面に両面テープで貼付ける。
机の裏に両面テープで貼付る。
天井貼付け型の蛍光灯のカバーを開けた内部に貼付ける。
窓のカーテンレールの上に貼付ける。
押入れのふすまの裏や押入れの天井に貼付ける。
室内エアコンの上に貼付ける。
その他状況に合わせ、出来るだけ目立たず会話に近い場所に設置して下さい。
使用説明
1.使用準備
ケースの蓋をスライドさせて取り外し、内部に(リチウム電池又は単5アルカリ電池2個)を入れるスペースがあるので、そこに電池の-側を先に入れ、+側を上から押して入れ、蓋を元に戻します。
付属のアンテナを、本体のアンテナ端子部へねじ込んで下さい。
ケース側面のスイッチを赤マークの側にスライドすると電源が入り、電波の発信を開始します。後は適当な場所に設置して下さい。
2.会話を聞く
仕掛けた場所から100〜250m以内の場所で、専用受信機(KUR-400推奨)などを使用して会話の電波を受信すると、会話を聞く事ができます。
※本品はVOX機能を内蔵していますので、仕掛けた場所の周囲が無音の時は電波を発射しませんが、故障ではありません。VOX機能は感度が高いので、わずかな物音でもそれを検知し送信を開始します。
使用する電波
この盗聴器はUHF-A〜Cバンドのいずれかを使用しています。
ご指定のない注文ではA〜Cのいずれかの製品を出荷しますが、ご希望により指定頂く事もできます。
※同じバンドの複数の盗聴器を互いの電波到達距離以内で同時に使用すると「混信」を招き、混信したバンドの音声が聞こえなくなります。狭い範囲内で複数の盗聴器を同時に使用する場合はバンドが重複しないよう注意が必要です。
この盗聴器が使用している周波数バンド
UHF-Aバンド 398.605MHz(メガヘルツ)
UHF-Bバンド 399.455MHz(メガヘルツ)
UHF-Cバンド 399.030MHz(メガヘルツ)
VOX機能とは音声起動機能の事を指し、会話用発信機の中で最も重要な機能の一つです。
VOX機能を搭載した発信機は、発信機周辺が無音の時は電波を発信しません。
会話用発信機は盗聴対象の周辺に設置する事で、周囲の音声を電波を使って送信します。この電波を受信機で傍受すると会話を聞く事ができるのですが、これは受信機さえあれば第三者でも盗聴器の有無がわかるという欠点を併せ持っています。これを利用するのが当事者本人による盗聴器発見作業であり、業者委託による盗聴器発見調査なのです。
VOX機能搭載の発信機は周囲が無音時の電波発信を停止するため、常時電波を発信し続ける通常の発信機に比べ格段に発見させる確率が減ります。利用者側からすると、それだけ安心して永く使用できる事になります。
また、付加価値として、無駄な電波の発信がない分電池が長持ちする長所を併せ持ちます。VOX機能は発信機の機種選定の際、重要なポイントとなります。
尚、一般電話用発信機は取り付けた電話が通話中の時だけ電波を発信しますので、特別にVOX機能は必要ありません。
受信した内容の記録(録音)について
当店では傍受した会話の録音を推奨します。
傍受している最中に会話がはっきりと聞き取れなかった場合、録音しておけば聞き直しが可能です。
また、聞いた内容を記録として残す事ができます。
録音機は小型軽量で長時間の録音が可能なデジタルボイスレコーダーをお奨めします。
デジタルボイスレコーダーは自動録音が可能で録音容量を有効に活用できます。
注意点
※受信機にはUHF-A・B・C専用受信機KUR-400をご使用下さい。
(多機能受信機では著しく受信可能距離が低下します)
※電波到達距離は見通し距離なので構造物などの障害物で数割程縮まる事があります。
※マイクの感度は人の耳とほぼ同じレベルなので、極端に小さな音声は聞き取れない場合があります。
※磁石を本体に取付けたりしないで下さい。電波出力が極端に悪くなります。その後外しても再調整しないと元には戻りません。
※電池の極性は絶対間違えないように注意して下さい。間違えたままスイッチをONにすると内部の機器が破損し、発煙の危険があります。