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広島大、防犯カメラ増設
2012年06月28日
広島大(東広島市)は、東広島キャンパスの防犯カメラを従来の2・8倍の138台に増やした。2009年にあった浜田女子学生遺棄事件を受けた防犯強化策の一環で、キャンパス内の全9研究科の建物にカメラがそろった。
これまでは大学院の文学、教育学など5研究科が独自に計49台を設置、管理していた。今回は総合科学、工学など残り4研究科の出入り口を中心に、同大本部の総務グループが5月に89台追加した。
新設したカメラは同グループが一括管理する。24時間稼働し、映像は同グループのサーバーで2週間保存。構内の不審者を速やかに確認でき、犯罪抑止にもつながる。増設費用は約1千万円。広島大は事件以降、バス停や学生宿舎などの暗い場所に電灯を増やしてきた。27日の定例会見で、浅原利正学長は「夜遅くまで勉強に励む学生もおり、安全確保に努めたい」と話した。