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駐車場の防犯チェック 「優良登録制度」スタート
2011年07月26日
車上狙いの防犯対策を徹底した駐車場を登録する「兵庫県防犯優良駐車場登録制度」が4日、スタートした。防犯カメラや照明など防犯設備の登録基準について、県防犯協会連合会と県防犯設備協会が審査にあたる。駐車場運営者の防犯意識向上を図って被害を防ぐ狙いで、同様の制度導入は大阪や京都などに続き全国で11番目という。
県警によると、県内の車上狙いの被害は、今年に入り5月末までに2614件(前年同期比41件減)あり、うち駐車場内が約6割を占めた。
県警のアドバイスを受けた審査基準は「車路に死角がないよう防犯カメラを設置」「高画質(秒あたり1コマ以上)で記録」などで、具体的な照明の明るさも定めた。
登録には、駐車場の構造や営業形態に応じ、7~11項目の必須事項を満たす必要がある。センサーライト設置など推奨項目も設けた。
この日、神戸市中央区内のホテルで、審査委員を務める防犯設備士ら22人の委嘱式があり、同連合会の竹田佑一会長は「目に見える対策を進め、身近な場所で起こる被害を防ぎたい」と語った。
登録申請は、同連合会に防犯設備の配置図などの書類などを提出する。申請審査料は2万8千円。同連合会TEL078・351・7877