店長日記
取手のバス内切りつけ:取手駅前、防犯カメラを増設 市が1月中に2台 /茨城
2010年12月24日
JR取手駅西口で、路線バスの乗客が無差別に切りつけられるなどして14人が負傷した事件を重くみた取手市は22日、同駅東口駅前に新たに2台の防犯カメラを設置することを決めた。1月中に工事を完了する。
駅西口周辺には現在、事件現場近くの東西地下連絡通路に2台、西口ロータリー前に1台の防犯カメラがある。市は今後、県や県警などと協議し、既存の取手署東口交番の有効活用などを含め「防犯ステーション」の設置を考慮したいとしている。
一方、生徒12人が負傷し、授業を休止していた同市西の江戸川学園取手中・高校(木内英仁校長)は同日から、授業を再開した。同駅西口のバスターミナル付近には、取手署員や防犯連絡員が警戒に当たった。負傷した生徒12人もバスで登校したという。
通学のバスに乗る男子高校生は「もうあまり気にしないようにしている」と話したが、別の男子高校生は「まだちょっと怖い」と不安な表情を見せており、心の傷の深さは人によってさまざまだ。同学園は「学校が一丸となって、生徒たちを守っていきます」と語った。