店長日記
通学路に防犯カメラ/香川県警、今春に
2010年02月25日
県警は4月から、児童の通学路などに防犯カメラや警報ボタンなどを設置し、子どもの安全確保に向けた対策を強化する。県の新年度予算案に5千万円が盛り込まれた。不審者から声をかけられる事案の認知が増えているためという。
予算案などによると、設置するのは県内に設定したモデル地区で、夜間になると特に人通りが減る場所に、防犯カメラ、警報ボタン、防犯灯、警報灯を備えた設備を設置するという。警報ボタンを押すと大きな音がなって警報灯が光る仕組みで、異変に気付いた地域住民らが駆け付けるとともに、110番通報してもらうという。
県警生活安全企画課によると、見知らぬ人物から声をかけられたという中学生以下からの届け出は昨年1年間で160件あり、前年より38件増え、記録が残る05年以降で最も多かったという。登下校途中の児童が「どこの学校?」「おっちゃんと一緒に遊ぼうや」などと声をかけられたり、カメラで撮影されたりした例があったという。
同課の窪田安宏管理官は「地域と協力して児童の安全に努めたい。防犯意識の向上につながって欲しい」としている。