2012年06月27日
県警は26日の県議会定例月議会の総務委員会で、本年度から2015年度までの4カ年で街頭などに毎年度30台ずつ防犯カメラを設置する計画を明らかにした。県警による防犯カメラ設置は初めてで、街頭犯罪の抑止などに役立てる。
江口健委員(公明)の質問に、県警の竹口將男生活安全企画課長が答えた。
県警は、15年度まで毎年度、3警察署管内に10台ずつ防犯カメラを取り付ける方針。単年度ごとに予算要求する。本年度は県の当初予算に設置費約370万円を盛り込んでおり、人口が多い長崎、佐世保、諫早3署管内に取り付ける方向。3署と県警本部が調整し設置場所を検討しているという。
県が11年3月に策定した第2次県犯罪のない安全・安心まちづくり行動計画(11~15年度)は防犯カメラの設置拡充を掲げており、この計画に沿った動き。竹口課長は「犯罪の抑止と検挙につながる。住民や自治会などと相談し、事件の発生状況や費用対効果を勘案しながら設置したい」と話した。