2012年01月23日
山形市の県立山形東高校の女子トイレで昨年12月、同校の女子生徒が少年に襲われた事件を受け、県教委は19日、すべての県立学校に防犯カメラを設置する方針を明らかにした。
同日の県議会文教公安常任委員会で、2月補正予算で設置費約3000万円を要求する考えを示した。
県教委総務課は、今回の事件で少年が昇降口から侵入していたことに着目。学校の出入り口の様子をカメラで記録しておくことで、犯人の早期逮捕や、監視する教職員の負担軽減、犯罪抑止効果などを狙う。
学校長の判断で裁量予算を生かし、既に防犯カメラを設置している県立高校は52校中6校ある。再編に伴い3月に閉校する酒田市内の高校などを除いた、残りの県立高校44校と特別支援学校12校に、新たに防犯カメラを設置する。カメラ4台と職員室に置くモニターを含めた設置費は1セット50万円から80万円という。