2010年03月31日
警視庁は29日、車上狙いやひったくりなどの街頭犯罪の発生が目立っている渋谷区の道玄坂地区に10台の防犯カメラを設置した。
同庁によると、カメラは若者に人気の「渋谷109」の入り口付近のほか、「文化村通り」など人通りが多い10か所に設置。「防犯カメラ作動中」との看板が掲げられ、映像は1週間保存され、事件、事故などの発生時、捜査に活用される。
昨年1年間に道玄坂地区で認知された刑法犯の件数は692件で、このうち155件が車上狙いや傷害、ひったくりなどの街頭犯罪。区内では2004年宇田川町地区で計10台が設置され、設置前の03年に1722件だった刑法犯の件数が、昨年は817件と減少した。